部下の心に響く、上手にしかる方法【3つのポイントを押さえる】

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私は部下への注意の仕方が下手です。不器用なので、どのようにしかると部下のためになるのかわかりません。部下のためになる、心に響く上手なしかり方を知りたいです。

しかられることは多くの人にとって心地良いものではありませんので、しかる側にとっては非常にデリケートな行為になります。

 

しかし、職場で部下が大きなミスをしたり、勤務の姿勢が芳しくない場合は注意しないわけにはいきません。今回は、効果的かつちゃんと心に響く上手な部下のしかり方についてお話ししたいと思います。

 

 

しかるタイミングは物事が起こった直後にする

部下をしかるタイミングなのですが、部下をしかる理由となる問題が発生した直後にしかるのがベストです。

 

「問題が起こった直後で動揺しているかもしれないから、もう少し気持ちが落ち着いた頃に注意しよう。」と思う上司の方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、部下の性格などによってはそちらの方が効果的だという判断もあるでしょう。

ほおづえを付いて考える女性

ただ、問題が起こってからしばらく時間がたった後にしかることになると、「ようやく気持ちの整理をつけてまたがんばろうと思い始めたのに、またしかられて、嫌になっちゃうなぁ…。」などと、ミスに対して自分なりに整理をつけた気持ちを再び落ち込ませてしまうことになりかねません。

または、「そのことはさっきもう解決したのに、また同じことを注意されるのか…。」などと上司に不満を抱く可能性もあります。

問題やミスが起こった直後は本人が動揺しているかもしれませんが、失敗の重大さを一番感じているときで、そのときにしかってあげるのが一番身にしみます。部下をしかるタイミングは適切か、今一度考えてみましょう。

 

失敗したことについての解決策があることを伝える

失敗をしてしまうと落ち込んでつい行動が控えめになりがちです。業務内容によっては、委縮して行動が控えめになると業績を伸ばせないものもあります。

 

落ち込みやすい人にとっては、ミスをしてしまった仕事に対して「これは私はあまりやらない方がいいのではないだろうか」と考えてしまい、消極的になってしまうおそれがあります。

 

そんな場合は、今後消極的にさせないためにも、失敗に対する解決策やサポート体制があることを教えてあげることが大切です。

 

「ミスをしてしまっても一人で抱え込まないで、こういうミスなら係内で誰かがサポートに入ることができるから、自分で勉強もして、不明な点はどんどん聞きなさい。」

 

「今回の失敗は○○ですぐ解決できることだから、同じ失敗はしないように気を付けてもらわないといけないけど、安心して業務に取り組んで。」

このように言うことで、部下は周りから支えてもらっているという安心感を得ることができます。しかった後にこのようにフォローすることで、今後の仕事に対する「怯え」を軽減することができ、積極的に業務に取り組むことができるでしょう。

 

ポジティブな言葉をはさみつつ、しかる

部下をしかるときはどうしてもしかることにだけ意識が集中して、終始「おしかりの言葉」だけで終わってしまいがちです。

落ち込みやすい性格の部下であれば「しかられてしまった…」という印象だけが残り、落ち込むばかりでしょう。しかられることに対してあまり落ち込まない部下であっても、「あー、結構怒られてたな。時間大分とられちゃったよ。」などと不満がたまってしまうだけで、伝えたかった内容があまり頭に残っていない場合も多いと思われます。

 

そうならないためにも、しかっている途中で部下をほめたり、認めたりする言葉をはさみつつしかると効果的です。

「○○君は、○○の事務処理はとても速いのは部署としてはすごく助かっているんだ。○○の失敗を今後気を付けてもらえれば、部署内の評価はもっと上がると思うよ。今後気をつけなさい。」

 

「だめじゃないか。○○君は○○の業務はすごく優秀だと部署内で認められているんだよ?今後同じ失敗を繰り返さないように、○○の業務についてもより一層力を込めてほしい。わかったね?」

このように、自分の仕事ぶりを認めたり、ほめてもらったりすると、「自分を肯定してもらっている所もあるんだ」という一種の安心感が生まれ、しかられている内容もスッと頭に入っていきやすくなります。

 

「認めてもらっている部分もあるのだから、今回の失敗を今後につなげていかなければ!」という反省心やモチベーションにつなげることもできます。

 

そして、人は最初の方で言われた言葉よりも、最後に言われた言葉が印象に残りやすいと言われています。

 

おしかりを締めくくる最後の言葉には、最も伝えたいこと・最も大切なことを伝えましょう。

 

まとめ

職場で、できるならば上司にしかられることは避けたいと誰もが思います。また、上司も「できるならばしかりたくない。」と思っている方が大半なのではないでしょうか。

 

ただ、どうしてもしからなければならないタイミングはやってくるものです。そのときお互いの関係を今後も良好に保つために、上手なしかり方を覚えておきたいものですね。